1817-005 荘子斉物思想研究(中国社会科学博士後文庫)*
¥ 2,904 税込
商品コード: 1817-005
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李凱 著
中国社会科学出版社
2017年12月
26cm
ISBN:9787520315944
※荘子の「斉物」について先人は主に二つの説明をする。一、向秀・郭象をはじめとする、万物には確かに違いがあるがそれぞれの天性を実現しさえすれば分に安んじることができるというもの。二、支遁をルーツとする、万物にはそもそも区別はなく、区別とは主観的なうわべの現象であるというもの。これらの説明は『荘子』においてすべてその根拠を探れるが、前者は「外雑篇」後者は「内篇」に依拠している。一般的には『荘子』内篇は荘子の自作であるのに対し、外雑篇は荘子ののちの学者の手によるものという認識であり、ということは荘子の「斉物」思想は内篇によるべきであるが、現代の学界の主流は外雑篇に基づく郭象のものとほとんど一致している。作者は『荘子』内篇と外雑篇の各「斉物」思考を明らかにし、学界に支遁式詮釈も重視すべきと一石を投じている。2017.12※お取り寄せ
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